▲ 「 ホント 」 のところ メニューへ |
DIY 基礎系
電気系 DIY の注意どころ
|
電気系 DIY の注意どころ
電気系 DIY をする上で注意すべきこと、
1.作業の前にバッテリーを必ず外す
2.配線を繋ぐ時は、位置や配線色などよく確認する
3.コネクターや端子はしっかりと取り付け、確実に繋ぐ
4.バッテリーを繋ぎ直す前に、行った作業を全てよく確認する
5.車に車検があるように、DIY で取り付けた配線も定期的に確認する
これらをしっかり守れば、まず失敗することはありませんが、この中で特にミスしがちなのは 「 3. 」 です。
電気系の DIY で上手く動かない、動いていたが突然動かなくなった、などのトラブルの原因のほとんどが 端子の取り付けや配線の接続が不完全で起こる 「 接触不良 」 。
見た目は配線に異常が無いように見えても、接触不良になっていることがよくあります。
配線コネクター ( エレクトロタップ ) を使用した場合、圧着が足りないと接触不良になりやすいです。
特に 1日の気温差が大きい日が続くと、配線コネクターの圧着不足の場合は気温変化による金属の 膨張収縮により配線コネクターが緩んで接触不良になる事がよくあります。( 冬場に起こりやすい )
季節の変わり目や冬場に入ってから動作が不安定になったり、不調の頻度が高まった場合は、 まず接触不良が原因です。
このような場合はペンチやプライヤーを使って、よく圧着しなおしてみましょう。
※ 「 気温の変化で緩むなんて… 」 と笑う人も居るかと思いますが、これは実際に起こります。
車内は 「 振動 」 と 「 気温変化 」 が大きく、端子等が非常に緩みやすい環境と言えます。
※ 出来れば、配線コネクターは新品と交換して、念入りに圧着しなおすと良いでしょう。
一度使った配線コネクターの再使用は NG です。
緩みやすく、接触不良のもとです。
一度使って外した物は破棄して、必ず新しい物と交換して下さい。
なお、配線コネクターを新品と交換する場合、前回の箇所から数ミリずらして取り付けるようにしましょう。
前回の箇所が露出する場合はビニールテープで絶縁処理を忘れずに行いましょう。
ギボシ端子はメーカーによってサイズが違う事があり、付属の物や指定以外の物を使用すると 接触不良になります。
必ずサイズの合う物を使用しましょう。
ギボシ端子もメス側が緩くなっていますと、接触不良によって上手く動かない事があります。
また、差し込む際に力を入れすぎますと、緩くなる場合があります。
きちんと奥まで入れずに中途半端な状態が長く続くと、メス側が緩んでしまう場合もあります。
このような場合はメス側をペンチ等で少しだけ潰してきつく入るようにして入れましょう。
それと、冒頭の 「 5. 」 にも書きましたように、定期的な点検は必須です。
車の車検と同じように、DIY で取り付けた物も定期的に取り付け状態を点検しましょう。
より良い状態を保つために重要な事です。
また、電動シート車の場合で、運転席周辺の DIY をする際は、冒頭の 「 1. 」 のバッテリーを外す前に 少しシートを下げて作業スペースを多く取っておくことをお薦めします。
これは、バッテリーを外したあとではシートが動かなくなってしまうためです。
作業しやすい状態にするのも、失敗しないためには重要な事です。