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DIY 基礎系
意外と知らないヒューズのダメな使い方
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意外と知らないヒューズのダメな使い方
電気系の DIY をする際、使用するかしないかで悩む事の多いのが 「 ヒューズ 」 でしょう。
無論、あったほうが何かと安全であると言えるのですが、使い方によってはかえって危険になる場合も ありますので、注意が必要です。
まず、ヒューズを後付けで使用するには 「 ヒューズホルダー 」 が必要になりますが、 ヒューズホルダーには意外と知らない 「 使用制限 」 の注意事項があったりします。
有名メーカー品でも
・ 8時間以上は連続使用しないこと。 それ以上は発熱・発火の危険性あり。
・ 70度 ( または 80度 ) 以上になる場所で使用しないこと。
と言ったような注意事項があります。
8時間以上連続で運転することは滅多に無いと思いますが、基本的には熱のこもる場所は避けないと ダメだという事です。
特にボンネット内は NG でしょう。
70 〜 80度以上になる事は珍しいことではありません。
それ以上の温度で直ぐにダメになるとは思えませんが、プラスチック部分が劣化し、エンジン等の振動で破損、 端子や配線部分が剥き出しになってショートする危険性があります。
真夏の炎天下でも車内が高温になる事がよくありますから、車内に取り付けするような場合でも温度の 上がりにくい場所に取り付けるようにしましょう。
また、足もとのエアコン ( ヒーター ) の送風口の近くも避けるべきです。
では、ダメな使い方をするとどうなるのか?
ヒューズの危険性、「 ホントのところ 」 を見てみましょう。
↓ 実際にヒューズが発熱して溶けた事例
15アンペアの平型ヒューズが熱で溶けています。
しかし、これだけ溶けているにも関わらず、ヒューズ自体は切れていません。
ヒューズは切れていないので電気が流れているため、金属部分等に接触するとショートしてしまう 可能性が非常に高く、とても危険です。
※ 上の写真は2輪車で起きた事例ですが、4輪車でも同様に起こります。
なお、一般的な乗用車の場合、車内に流れている電源は車両の純正ヒューズボックスを経由しているので 車内から電源を取るのであれば、基本的には後付けヒューズは必要ないと言えます。
取り付けるなら、温度が高くならない場所に取り付けましょう。
特にボンネット内へのヒューズ取り付けはなるべく避けるべきでしょう。